モモがきく 2017.08.08 プログラミング教育って言われても。【KOOV前編】

『モモなび』編集部です。巷で話題のプログラミング学習キットですが、ソニーグループでももちろん作っています! それが「KOOV」。聞くところによると、KOOVの開発には実際のママも携わっていたとのことで、今回はそのあたりをソニー・グローバルエデュケーションの小出さんにインタビューしてきました!

モモ今日はよろしくお願いします!

小出さんこちらこそ、
よろしくお願いします!

17080801_01写真左:モモ妹、写真右:小出さん

モモKOOVはアプリもとっても良くできてる
って評判ですよね。

それでモモも触ってみたんだけど……。

小出さんどうでした(ドキドキ)?

モモすごい使いやすくて、楽しくて、
すっかり没頭しちゃいましたー! 

小出さんありがとうございます。
モモにそういってもらえてうれしいです!

17080801_02

モモ早速ですがKOOVって
ママが開発に関わっているって聞きました。

小出さんはい、実は私自身、ママなんです。

モモえ、そうなんですか?

小出さん2012年に出産して、
もうすぐ5歳になる息子がいます。

モモそうは見えない(驚)!

小出さん今、子どもは保育園に通っています。
会社を一歩出たら、髪を振り乱して
必死に母親をしていますよ(笑)

17080801_03

モモそんなママが
プログラミング学習キットの
開発に携わっているなんて、
なんかいいですね。

小出さんありがとうございます。

モモ小出さんは
KOOVにどのように関わったんですか?

小出さん今は未来教育事業部というところに所属していて、
コンテンツの翻訳を中心に、
マーケティングなどが主業務です。

KOOVに関して言えば、
企画チームの一員として、
コンテンツ開発に携わってきました。

モモコンテンツ開発と言うと?

小出さんKOOVのアプリの開発ですね。
あ、開発といっても、
私はプログラミングなどを行うエンジニアではなくて、
アプリの構成や中身の文章をユーザー視点で練ったり。

また、今後展開していく
海外版の翻訳なども担当しています。

17080801_09KOOVのアプリケーション画面

モモもともと、そういう勉強をしていたんですか?

小出さん大学でイスパニア語を専攻していて。
海外に住んだこともあって、
いずれは語学を使った仕事をしたいな
と思っていました。

モモそれがKOOVの開発で繋がったんですね。

小出さん そうですね。

モモKOOVはどんなふうに
開発していったの?

小出さん実際には子どもが使うものなので、
子どもの反応を見つつ、
試行錯誤を繰り返しながら作っていきました。

でも、思ったより子どもが反応してくれなくて
困ることがたびたびあって(笑)。

モモ 思惑が外れた?

小出さんはい。
ここに気づいてほしいけど、
気づいてくれないとか。

大人が当たり前に思うようなことでも
子どもに全く通じなかったり。

17080801_04

モモ子どもって予想を超えてくるからね(笑)。

小出さんブロックの組み立て画面があって、
そこで、何と何をくっつけようとか、
あとはもうちょっと学習要素の多い内容、
こういうことをやるんだよって説明が入るんですけど、

文章があまりにも多いと、
子どもは読み飛ばしちゃうことが多かったり。

17080801_10KOOVの組み立て説明画面

モモ うんうん。

小出さん実はそこが大事なことだったりするので、
文章量を調節したりなど、
子どもの生の反応を見て
調節するってことが結構ありました。

モモ実際に子どもの反応を見ながら開発したんですね。

小出さん時には、わざと失敗させるようにして、
「あれ? できない? なんで?」
って考えるように誘導したり。

そして、その理由をきちんと自分で
考えられるような流れを大切にしました。

モモ失敗できる環境って大切だよね!
それに子どもの、挑戦する心を育むのも!

小出さんありがとうございます(笑)。

モモあと、学習内容を習得するとバッジをもらえたり、
ゲーム的な要素が入っていたりすることも、
子どものやる気を刺激していいと思いました。

小出さんそうですね。
でも、やはり母親の目線ですと、
あまりゲーム感が強すぎると、
逆にちょっと心配になるので、
そのへんはバランスが難しかったです。

モモ 本当にママの目線で開発したんですね。

小出さん はい、子育てもしながら(笑)。

モモ実際にKOOVを触った子どもは、
どんなところに興味を持ちましたか?

小出さんこれまで何度か体験会を
開催させていただいているんですが、
そういった場で子どもが一番喜ぶのは、
やはりLEDが光ったりですとか、
自分がプログラミングしたもので、
ロボットが意図したように動いてくれた時ですね。

モモモモも自分でプログラミングして
ロボットのLEDが光った時、
すっごい感動しました!

17080801_05

小出さんそれがモノを伴う
プログラミング学習キットの
良さかなと感じています。

モモなるほど、確かに!

小出さんそれに実はここにすごく大事なことが詰まっていて、
ゴール」を設定して、
そのための「計画」をして、
実際に「プログラミング」して、
最後に「確認」するというのが、
プログラミング学習で子どもに習得してほしい
論理的思考力」の考え方なんですけど……。

モモ今、教育の業界では
論理的思考力」がキーワードですよね。

小出さんKOOVの、その習得のステップこそ、
まさに論理的思考力習得のための流れなんです。

光らせるというゴールに向かって、
自分で計画して、
確認しながらプログラミングを進めることで、
自然と論理的思考力が身につくんです。

モモノウハウが詰まってるんですねー。

小出さん そうなんです。

17080801_06

モモちなみにですが、
小出さんの子育てのノウハウは
開発に活かされましたか?

小出さん英語版のKOOVのほうがより顕著ではありますが、
学習のやり取りの中で、
良くできたね」とか「すごいね」とか、
褒め言葉をたくさん使うように意識しました。

モモ褒められるのってうれしいですよね。
モモも褒められて伸びるタイプ(笑)!

小出さんはい、褒めるってすごい大事で、
子どもの自信に繋がりますし、
また失敗も恐れなくなるので。

日本でもそういう流れ
(褒めを重視する)はあると思うのですが、
これは海外で暮らした経験が生きました。

海外だと、ぜんぜんできていなくても
良くできたね!
って言ってもらえる印象があるので(笑)。

モモ海外で暮らした経験も生かされてるんですね。

小出さん そうなんです!

17080801_07

モモ小出さん以外にも
女性の開発者はいるんですか?

小出さん開発者には女性も多いんですよ。
デザインやコンテンツに関わる部分には、
私含め、女性が多く関わっています。

モモ女の子にも魅力的な
デザインやコンテンツを作るために、
女性ならではの視点も取り入れることも大事ですね。

小出さん時代はジェンダーフリー。
いろんな人が関わったほうが、
良いサービスやコンテンツが生まれると思います。

モモKOOVの開発の経験は、
逆に小出さんの子育てに役に立った?

小出さんうーん、
先ほどお話した論理的思考力に関連するんですが、
論理的に説明しようってことはいつも考えていて。

単純に叱るだけでなくて、
これがこうだからダメ、
だからこうしようねとか、
頭ごなしにいうのではなく、
ちゃんと説明しようとしていますね。

17080801_08

モモそれはいいですね。

小出さん褒める時も、
単に「すごいね」ではなく、
これができたからすごいねって。
褒めた理由がわかるようにはしています。

モモすごくいいと思います!

小出さんとは言うものの、
感情的になってしまうコトも多いのですが(笑)。

モモだよねー(笑)。

小出さん自分が親になってみて、
教えることってこんなに難しいんだって
思うようにもなりました。

噛み砕いて説明しなければならない
ということを、
KOOVの開発で学んだ気がします。

モモ うん。説明って難しいよね。

小出さんそれに論理的思考力って、
子どもにも身につけてほしいですけど、

やっぱり自分もそれを意識する必要があるなって、
思い知らされました。

後編(8月22日公開予定)に続く

ロボット・プログラミング学習キット
KOOV

KOOV™とは、ブロックで自由な「かたち」をつくり、「プログラミング」によってさまざまな「動き」を与えて遊ぶ、ロボット・プログラミング学習キットです。ロボット制作の体験を通じて、子どもたちの創造性や探究心、未来を切り拓く思考力を育みます。

モモなびの更新情報をお届けします。

ページトップ