ピンクリボンのこと 2017.09.12 乳がん検診の大切さを伝え、患者さんを支えていく『ピンクリボンフェスティバル』は15周年を迎えます

『モモなび』編集部です。日本対がん協会主催のピンクリボンフェスティバルが、今年で15周年を迎えます。モモも公式メッセンジャーとしてお手伝いさせてもらって5年目。日本対がん協会のこと、今年のフェスティバルの内容など、日本対がん協会の岸田さんに伺いました。

モモ岸田さーん!

岸田さんモモちゃーん!
本当にお久しぶり!
今年のピンクリボンフェスティバルも、
どうぞよろしくね!

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モモモモも、岸田さんに会えて
とってもうれしいです!
ピンクリボンフェスティバルでは
毎年お世話になって、ありがとうございます♪

岸田さんいえいえ、こちらこそ。

モモ今日はモモが『モモなび』の
ナビゲーターに就任したご挨拶と、
『モモなび』で
ピンクリボンフェスティバルを紹介するため、
インタビューに来ました。

岸田さんわぁ、うれしい!
まずは、モモちゃん、
ナビゲーター就任おめでとうございます。
さっそく取材に来てくださって光栄です!

モモ今日は改めて
日本対がん協会のことや、
15周年を迎える
ピンクリボンフェスティバルのことなどを
教えてください。

岸田さんはい。わかりました。
モモちゃん、
なんでも聞いてね!(笑)。

モモよろしくお願いします!

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岸田さんでは、まず
日本対がん協会についてお話しますね。

1958年創立なので、
来年で60周年を迎える公益財団法人です。

設立当時は脳卒中が死因のトップでしたが、
将来がんが国民病になることが予測され、
がん征圧を国民運動として推進しようと
設立された団体です。

モモ先見の明があったんですね。
たとえばどんな取り組みをしているんですか?

岸田さんがんに負けない社会を作るために、
検診の推進
患者・家族の支援
正しい知識の普及・啓発
の3つを重点に活動してきました。

具体的には、
モモちゃんにもお手伝いしてもらっている
ピンクリボンフェスティバルや、
アメリカで始まったチャリティ活動である
リレー・フォー・ライフ・ジャパン
そのほかにも、
がん相談
若手医師の育成
がん教育など、
さまざまな取り組みを行っています。

モモうわぁ、いろいろやっているんですね!
がんサバイバー・クラブ」という活動が
今年から始まったと聞いたのですが…?

岸田さんそうなんです。
一度でもがんと診断されたことのある方」を
がんサバイバー」と呼ぶのですが、
サバイバーの支援活動に
より力を入れようと、
6月にスタートしました。

希望と共に生きる
がんサバイバークラブ

『がんサバイバー本人の「治りたい」「普通の生活がしたい」という思いや、家族や大切な人を「支えたい」という気持ちに寄り添う』場です。ウェブサイトで情報を発信しつつ、顔の見える既存の活動と繋げることで、参加者のコミュニケーションを広げるお手伝いをします。

モモ何かきっかけはあったんですか?

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岸田さん日本対がん協会の垣添忠生会長は、
当時の国立がんセンターの総長として、
日本のがん研究や対策を熱心に牽引してきましたが、

会長自身も、
大腸がんと腎臓がんを経験した
がんサバイバーなんです。

モモご自身の経験から、
その必要性を感じたんですね。

岸田さん奥さまをがんで亡くされ、
がんの専門医でありながら
最愛の人を救えなかった無力感と喪失感で、
普通の生活を送れないような時期もあったそうです。

そうした経験もあって、
がん患者さんや
ご家族に向けた活動も
しっかりやっていきたい
との思いがあったと聞いています。

モモ日本対がん協会の活動の幅が
どんどん広がっていますね。

でも、それだけ、
がんと向き合っている人が多いってこと…。

岸田さんそうですね。
日本人の2人に1人が
生涯でがんになる時代なので、
関心のある方は多いかと。

そうそう、
ピンクリボンフェスティバルも
これまで以上に患者さんに寄り添う活動を、
と考えているんですよ。

モモそういえば、今年もそろそろ
ピンクリボンフェスティバルの時期ですね。
今年はどんな感じになるんですか?

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岸田さんこれからお話しますね。
モモちゃんに
お手伝いして欲しいことも増えるんだけど、
それは後でね、うふふ。

モモ気になるなあ、わくわく。

岸田さんフェスティバルは
東京での開催が15周年を迎えるんです。
そこで、これを機に
活動の方向性を再検討しました。

モモたしかこれまでは
乳がんの
 早期発見・早期診断・早期治療
 の大切さを考える

という活動だったような?

岸田さんはい。それを、
乳がん検診の大切さを伝え、
 患者さんを支えていく。

活動として展開することにしたんです。

モモそれはどうしてですか?

岸田さん実は、ある専門医から、
ピンクリボンの活動を見て、
 辛い思いをしている人もいるんだよ

という話をうかがったことがあって…。

モモえ……。

岸田さん早期発見や治療を
 できなかった患者さんにとっては、
 “早期発見や早期治療が大切です”
 って訴えるピンクリボンの活動は
 辛くなっちゃうんだよね

って。

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モモ乳がんから
一人でも多くの方の命を救いたい
という思いとは裏腹に
傷つく方がいた、と。

岸田さんそうなんです。
申し訳なさとともに、
戸惑いも大きかったです。

患者さんやサバイバーの方に向けた取り組みとして
ピンクリボンシンポジウム」で
最新の治療情報などもお伝えしていたんですが、
まだまだ不十分だったことを痛感しました。

モモ伝えるって難しいですね…。

岸田さんそうですね。そこで、
今年から検診の大切さを伝える一方で、
患者さんを支える活動もしっかりやりたいと。

さらに今年は
ピンクリボンは、勇気のしるし
というコピーを使って、
メッセージを展開します。

フェスティバルに参加された皆さんが、
ピンク色のリボンによってつながって、
乳がんという病気に、
ともに勇気を持って向き合いたい
という願いからなんです。

そこには、検診に一歩踏み出す
勇気〟がいるかもしれないですし。

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モモそうなんですね。
40歳を過ぎたら、定期的な乳がん検診を習慣に。
というメッセージも
合わせて伝えていくって聞いたので、
受診率もアップするといいですね!

今年はどんな内容なんでしょう?

岸田さん例年通り
東京・神戸・仙台で行う
スマイルウオーク、シンポジウムのほか、
20代や30代の
若い女性を対象としたセミナーも開催します。

昨年から始めた〝なかま作り〟にも
さらに力を入れていきたいと考えています。
モモちゃんも、知恵を貸してね!

モモみんなで街を歩くスマイルウオーク。
それを見て
ピンクリボンの活動を
たくさんの人が知るきっかけになったら
うれしいなあ。

17091201_07スマイルウォークの様子(2016年)

岸田さん発着会場の六本木ヒルズや、
コースにあたる表参道では、
皆さまのご厚意で、
啓発のポスターを貼ったり、
チラシを置いたりして、
活動に協力してくださる店舗も増えています。

表参道のケヤキ並木のバナーも、
今年はモモちゃんのデザインに新調したんですよ。

モモちゃんのバナーを見て、
ピンクリボンのメッセージが
たくさんの方に伝わりますように!

モモスマイルウオークでは
ピンクリボントークも人気だけど、
今年のゲストメッセンジャーはどなたでしょう?

岸田さん東京大会は、
ももいろクローバーZの百田夏菜子さん。
若い世代へ正しい乳がんの知識を
お伝えしたいとの想いから、
23歳の百田さんにお願いしました。

神戸大会は、
歌手の麻倉未稀さん。
実は関西エリアは
乳がん検診の受診率があまり高くない
というデータもあり、
検診や早期発見の大切さをお伝えしたいと、
最近手術をされた麻倉さんにお願いしています。

仙台大会は、
地元出身で元宝塚の女優、
杜けあきさんです。
地元愛にあふれる杜さんに、
ピンクリボンのメッセージを
広めていただきたいと。。。

17091201_00写真:対がん協会のウェブサイトから引用

モモ専門医の方々も、
第一線で活躍されている先生なんですよね。
どんな内容になるか今から楽しみです!

岸田さん毎年ピンクリボンシンポジウムにご出演いただいている
日本乳癌学会理事長で
昭和大学医学部教授の中村清吾先生には
東京大会でお話をお願いしています。
皆さん、優しくて、素敵な先生方ですよ。

モモシンポジウムには女優の南果歩さんも?

岸田さんはい。
毎年満席になる人気のシンポジウムですが、
昨年は定員の3倍を超えるご応募があって、
サテライト会場を用意したんです。
南さんのお話を聞きたいという方も多くて。
そこで、今年も出演をお願いしました。

南さんのお話で印象的な言葉がありました。
がんという病気に
 一人で向き合うと辛いけど、
 気持ちを誰かに伝えたり、
 つながっていくことで、
 楽になれるし、
 そうやってこの先も歩んでいきたい
」 と。
私たちの活動も、
そのお手伝いができたらと思います。

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モモ力を入れている
仲間作り〟の話にもリンクしますね。

岸田さんそうですね。
たとえば患者さんやご家族が
気軽に集っていただける場所として、
昨年から始めた「なかまCafé」もそのひとつ。

患者さんが
一人で病気に立ち向かうのは
大変なことだと思うんですが、
そこに経験した方や、
周りの方々のいろんな協力があったら、と
スタッフで相談して始めました。

モモ素晴らしいアイデア!

岸田さん今年も、「なかまCafé」では、
いろいろな企画を準備しています。

昨年は、抗がん剤治療などで
髪の毛が抜けてしまうこともあるので
ウィッグの試着体験や、
リンパ浮腫対策のエクササイズとか。

モモ患者会の皆さんの、
フラダンスもありましたね。
モモも踊りました!
難しかったけど……。

岸田さん飛び入り出演だったのに、
モモちゃん、とっても上手だったね。
フラダンスは若年性乳がんサポートコミュニティ
PinkRing」さんの企画でした。

20、30代で乳がんを経験した皆さんが
病気と向き合いながら
フラダンスを踊れるくらい元気って、
とっても素敵でした。

モモこのピンクリボンフェスティバルが
毎年開催されていること自体、
なかま作り〟に貢献していると
モモは思います。

きっと参加者同士の交流も生まれているはず!

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岸田さんたしかに、そういうメッセージも
たくさんいただいています。

また来年、このイベントで会いましょうね
といって“つながって”いる
患者さんやサバイバーの方もいらっしゃいますし。

モモ公式のInstagramや、
Facebookもあるから、
そこで交流もできますし!

岸田さんモモちゃんの写真、
とってもたくさんアップされてるでしょ!
ピンクリボンフェスティバルにとって、
モモちゃんは、なくてはならない存在ですものね。

モモいえいえ、モモはたいしたことできなくてー。
ただ、参加しているだけで(笑)。

岸田さんモモちゃんがいてくれるだけで、
たくさんの方が癒されているって感じます。

会場でもすごい人気で、
あっという間に周りが人だかりができたり、
一緒に写真を撮りたいって人の列ができたり。
モモちゃんに会いたくて毎年参加してます
という感想を寄せてくださる方もいて。

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モモそう言ってもらえるとうれしいです♪

岸田さんモモちゃんに会えることを目標に、
病気と向き合って頑張ろうって。

やっぱり、
フェスティバルにモモちゃんがいるってことが、
いろんなつながりのきっかけになっているんだな
って感じています。

モモ最後に、
ピンクリボンフェスティバルには
どんな人に参加して欲しいですか?

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岸田さん年齢性別を問わず、
いろんな方に参加していただいて、
ピンクリボンのメッセージを
周りの方にも伝えてくれたら
うれしいなあって思いますね。

モモ男性にも積極的に参加してもらいたいなあ。
乳がん検診をためらう女性の
背中を押してくれるような
理解ある男性が増えたらいいですね!

岸田さんはい、そうですね。

モモそうだ、
モモにいただける
新しいお仕事ってなんでしょう?

岸田さんモモちゃんには新たに、
ピンクリボンプレセンター」というお仕事を
お願いしたいなって思っていて。

モモちゃんが、
活動を応援いただける方に
ピンクリボンを手渡しして、
メッセージを伝えていくお仕事です。

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モモうわぁ、うれしいです!

岸田さんフェスティバルでは
各地で出演していただくゲストメッセンジャーや
ご当地のユニークなキャラクターのみんなはもちろん、
モモちゃん自身の活動の中で共感してくれた人たちに
ピンクリボンを渡してもらって、
活動を広く知ってもらう。

その中心にいつもモモちゃんがいるっていうのが
すごく素敵かなと思っていて。

モモそんな重要な役割、モモでいいんですか?

岸田さんずっと活動してきてくれた
モモちゃんだからこそ、
ぜひお願いしたいんです。

モモ精一杯がんばります!
さっそく一人目は、あの人がいいかなあ。

17091201_14今年のグッズを持ちながら記念撮影

乳がん啓発キャンペーン
ピンクリボンフェスティバル

2003年より朝日新聞社等とともに各地で「乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝える活動」を続け、今年で15周年を迎えます。乳がんで命を落とす方が一人でも減らせるよう、乳がん検診受診率の向上を目指し、さらに患者さんとそのまわりの人たちを支える活動にも取り組んでいます。

モモなびの更新情報をお届けします。

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